痴漢ハメ撮り動画

*集団痴漢電車の続き
*羞恥(?)/モブレ

♢♢♢

 瞬平は戸惑っていた。
 以前、いつも登下校で使っていた電車内で集団痴漢にあってからというものの、自分の身体が自分のものではないようなそんな感覚に毎時襲われる。シャツが擦れるだけで感じてしまう乳首のせいで夏だというのにタンクトップを着なければいけなくもなった。だが、そんなことは些細なことで。もっと重大な問題は、電車に乗るとアナルが疼いてしまうという事だった。奥がジクジクと疼くものだから、何かでぐちゃぐちゃにしたくなって……誰かにされたくなってしまうのだ。

 一度自分で指を入れてみたことがあったが、瞬平は怖くなってすぐにやめた。そして入れたとてそこまで快感を感じることもなく、ただ気持ちが悪いだけだったので瞬平がアナルに何かしたのは結局その一回だけだった。
 そんなこともあり、瞬平は電車通学を辞め、少し遠回りになるバス通学にあの痴漢の翌日から変えた。いつまた痴漢されるとも分からないあの電車には、到底乗るなど不可能で。且つ疼いた身体で乗って、またあの男達に痴漢されたら……。
 瞬平は考えることも怖くなり、思考を中断した。もしまた痴漢されてしまったら、もう二度と普通には戻れないことは明白なのだから。

♢♢♢

 バス通学に変え、何事もなく日々が過ぎるようになって早二週間。
 あのことはもう幻だったのか、と瞬平は思い始めるようになっていた。初めの一週はバスも油断ならないとドキドキしながら不安な気持ちで乗っていたが、今はもうすっかり元通りである。あの動画が送られてきてから見ることを避けてきたトーク画面。それも、ブロックしてしまえるほど瞬平の精神状態は安定していた。
 そしてサッカー部で出場する夏の大会が近付いてきたこともあり、瞬平は痴漢にあったことなど考える暇もなくまた忙しい日々を送っていた。

「ふぁ……、ねむ」

 試合の日が週末に迫り瞬平はいつも以上に熱を入れた練習を行って、帰りのバスの中で大きなあくびを漏らし窓に頭を預けた。少し遅い時間だからかいつも満員だった車内は人が少なく、運よく一番後ろの座席に瞬平は座ることができていた。立っているとそうでもないのだが、いざ座ると急に襲ってくる倦怠感と睡魔。それに逆らうことが出来ずにだんだんと瞬平の瞼は降りていく。バスの心地良い揺れも手伝って、瞬平は乗車してすぐ夢の世界へと旅立っていった。


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